Using Simulink    

Enabledサブシステムの作成

Enabledサブシステムは、Signals & SystemsライブラリからEnableブロックをサブシステムにコピーすることによって作成します。Simulinkは、Enableブロックの記号とEnable制御入力端子をSubsystemブロックアイコンに追加します。

サブシステムが実行不能なときの出力値の設定

Enabledサブシステムは、実行不能である間は実行されませんが、出力信号は依然として他のブロックで利用できます。Enabledサブシステムが実行不能になっている間、サブシステム出力を前の値に保持するか、初期条件にリセットするかを選択することができます。

各Outportブロックのダイアログボックスをオープンし、下のダイアログボックスに示すように、Output when disabled パラメータに対する選択肢のいずれかを選びます。

サブシステムが再び実行可能になるときの状態の設定

Enabledサブシステムが実行されるときに、サブシステムの状態を前の値に保持するか、初期条件にリセットするかを選択することができます。

そのためには、Enableブロックのダイアログボックスを開き、下のダイアログボックスに示すように、States when enabling パラメータの選択肢のいずれかを選びます。

Enable制御信号の出力

Enableブロックのダイアログボックスのオプションを用いると、Enable制御信号を出力することができます。制御信号を出力するには、Show output port チェックボックスを選択します。

この機能によって、制御信号をEnabledサブシステムに渡すことができ、これは、Enabledサブシステム内部のロジックが制御信号に含まれる値(1つまたは複数)に依存するようなところで有効です。


 Enabledサブシステム Enabledサブシステムに組み込み可能なブロック