Using Simulink    

Enabledサブシステムに組み込み可能なブロック

Enabledサブシステムは、連続系または離散系を問わず、任意のブロックを含むことができます。Enabledサブシステム内の離散ブロックは、サブシステムが実行されるときのみ、しかもそのサンプル時間がシミュレーションサンプル時間と同期がとれているときのみ実行されます。Enabledサブシステムおよびモデルは、共通のクロックを使用します。

たとえば、つぎのシステムには、4つの離散ブロックと1つの制御信号が含まれています。離散ブロックはつぎのとおりです。

Enable制御信号は、Signal Eというラベルの付けられたPulse Generatorブロックによって生成され、0.375秒で0から1に変化し、0.875秒で0に戻ります。

下の図は、離散ブロックが実行される時間を示しています。

Block AとBlock Bは、Enabledサブシステムの一部ではないので、Enable信号とは独立して実行されます。Enable信号が正になると、Block CとDはEnable信号が再びゼロになるまで、割り当てられたサンプリングレートで実行されます。Enable信号がゼロになる0.875秒ではブロックCが実行されないことに注意してください。


 Enabledサブシステムの作成 Triggeredサブシステム