Using Simulink |
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はじめに
条件付きで実行されるサブシステム とは、実行が入力信号の値に依存するようなサブシステムです。サブシステムを実行するかどうかを制御する信号は、制御信号と呼ばれます。この信号は、制御入力端子からSubsystemブロックに入ります。
条件付きで実行されるサブシステムは、実行が他の成分に依存する成分を含む複雑なモデルを構築するような場合、非常に便利です。
Simulinkは、3種類の条件付きで実行されるサブシステムをサポートします。
- enabled サブシステム は、制御信号が正のときに実行されます。このサブシステムは、制御信号が(負から正の方向に)ゼロを横切る時間ステップで実行を開始し、制御信号が正の状態である間実行を継続します。Enabledサブシステムの詳細については、Enabled サブシステムで説明します
- triggered サブシステム は、"トリガイベント" が発生するたびに実行されます。トリガイベントは、連続系または離散系のどちらでも、トリガ信号が正から負に変化する瞬間、負から正に変化する瞬間、またはその両方の瞬間に生じます。Triggeredサブシステムの詳細については、Triggered サブシステムで説明します。
- triggered and enabled サブシステム は、トリガイベントが発生したときの時間ステップで、Enable制御信号が正の値の場合に実行されます。Triggered and Enabledサブシステムの詳細については、Triggered and Enabled サブシステムで説明します。
| 条件付きで実行されるサブシステム | | Enabledサブシステム |  |