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zplane

零点-極プロット

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この関数は、離散系の極と零点を表示します。

zplane(z,p) は、列ベクトルzに設定された零点と列ベクトルpに設定された極を、カレントのfigureウィンドウにプロットします。記号'o'は零点を、記号'x'は極をそれぞれ表します。このプロットは、参考のための単位円を重ね書きします。zpが配列の場合、zplaneは零点と極を列毎にそれぞれ別の色でプロットします。

オートスケーリングを変更するためには、zplaneを実行した後、つぎのステートメントのいずれかを使って、行ってください。

または、

または、

これは、零点や極の中の少数のものが他のものと比べて、極端に大きさが異なる場合に、他と区別するのに有効な方法です。

baが行ベクトルの場合、zplane(b,a)は、まず、rootsを使って分子係数bと分母係数aによって表現される伝達関数の零点と極を求めます。

[hz,hp,ht] = zplane(z,p) は、零点ラインのハンドル番号hzと極ラインのハンドル番号hpを出力します。htは、複数の零点または極があるときに表示される軸/単位円ラインやテキストオブジェクトへのハンドル番号のベクトルです。零点も極も存在しなければ、hzhpも空行列[]に設定されます。

例題

0.2のカットオフ周波数をもつ5次のButterworthローパスディジタルフィルタの極と零点をプロットします。

フィルタの伝達関数表現と共に同じプロットを作成するには、つぎのようにします。

参考
freqz
ディジタルフィルタの周波数応答


zp2tf