Signal Processing Toolbox    
latcfilt

ラティスやラティス-ラダーフィルタの実現

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データをフィルタリングする場合、ラティス係数は、つぎのいずれかの型で表現されます。

[f,g] = latcfilt(k,x) は、ベクトル k で表わす FIR ラティス係数を使って、x をフィルタリングします。f は、フォーワード(最小位相)ラティスフィルタ結果に、g は、バックワード(最大位相) フィルタの結果になります。

kx がベクトルの場合、結果は、(信号)ベクトルになります。行列引数は、つぎのルールの基で、使用可能です。

[f,g] = latcfilt(k,v,x) は、IIR ラティス係数 k とラダー係数 v を使って、x をフィルタリングします。kv がベクトルの場合、x は、信号行列になります。

[f,g] = latcfilt(k,1,x) は、k で指定した IIR ラティスを使って、x をフィルタリングします。ここで、kx は、ベクトルでも、行列でも構いません。f は、全極ラティスフィルタの結果で、g は、オールパスフィルタの結果です。

[f,g,zf] = latcfilt(...,'ic',zi) は、ラティス状態の初期条件を指定する長さ k のベクトル zi を受け入れます。出力 zf は、ラティス状態の最終条件を指定する長さ k のベクトルです。

参考

filter
再帰型(IIR)、非再帰型(FIR) フィルタを使って、データをフィルタリング
latc2tf
ラティスフィルタパラメータを伝達関数型に変換
tf2latc
伝達関数フィルタパラメータをラティスフィルタ型に変換


 latc2tf levinson