Signal Processing Toolbox    

フィルタの設計

既存のフィルタをSPToolにインポートすることができます。または、フィルタデザイナ(Filter Designer)を使って、新しいフィルタを設計し、エディトすることができます。

ここでの例題では、

  1. フィルタデザイナ(Filter Designer)の中のデフォルトフィルタをオープンし、
  2. 等リップルのバンドパスFIRフィルタを設定します。

フィルタデザイナ(Filter Designer)のオープン

フィルタデザイナ(Filter Designer)をオープンするには、SPToolの中の新規設計(New Design)ボタンを押してください。デフォルトのフィルタ名 filt1 をもつフィルタデザイナ(Filter Designer)が表示されます。

バンドパスフィルタの設定

つぎの特性をもつ、等リップルのバンドパスFIRフィルタを設計します。

フィルタデザイナ(Filter Designer)に表示されているユーザのフィルタを、つぎの仕様を満たすように修正します。

  1. フィルタデザイナ(Filter Designer)の中のサンプリング周波数(Sampling Frequency)テキストボックスの中に、5000を入力し、フィルタサンプリング周波数を変更します。
  2. アルゴリズム(Algorithm)リストから 等リップルFIR(等リップル FIR) を選択します。
  3. タイプ(Type)リストからバンドパス(bandpass)を選択します。
  4. Fp1750を、Fp21250を入力して、通過帯域エッジ周波数を設定します。
  5. Fs1500を、Fs21500を入力して、遮断帯域エッジ周波数を設定します。
  6. Rpフィールドに.01を、Rsフィールドに75を入力してください。
  7. 新しいフィルタを設計するために、適用(Apply)ボタンを押してください。

    新しいフィルタを設計する場合、フィルタの大きさの応答は、表示領域内に実線で表示されます。

    結果のフィルタは、78次のバンドパス等リップルフィルタです。


 SPToolの使用:バンドパスフィルタ操作とノイズの解析 フィルタを信号へ適用