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cplxpair

複素数を複素共役の組に並べ替え

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詳細

y = cplxpair(x) は、xを複素共役の組に分類して出力します。cplxpairは、その共役の組毎に実数部の昇順で順序付けます。組の中では、負の虚数部をもつ要素が先になります。この関数は、共役をもつ複素数の組を最初に、そして、最後に実数のみの値を出力します。

y = cplxpair(x,tol) は、どの数が実数で、どの数が共役複素数であるかを決めるための許容範囲tolを含みます。デフォルトでは、cplxpairは、abs(x(i))に対して、100*epsの許容範囲を使用します。cplxpairは、この範囲内の複素共役組を完全複素共役とします。

この関数は、MATLAB基本モジュールに含まれています。

例題

単位円周上に等間隔に配置された5つの極を複素対に順序付けます。

診断

奇数個の複素数がある場合、あるいは、複素数が設定した許容範囲内で複素共役組に分類できない場合、cplxpairは、つぎのエラーメッセージを出力します。


 cov cremez