Signal Processing Toolbox    
ac2poly

自己相関列を予測フィルタ多項式に変換

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詳細

a = ac2poly(r) は、自己相関列 r に対応した自己回帰(AR)予測多項式aを出力します。a は、rと同じ長さで、a(1)  =  1です。予測フィルタ多項式は、予測フィルタの係数を表わし、その出力は、信号の自己相関列が与えられた自己相関列 r と近似的に同じものです。

[a,efinal] = ac2poly(r) は、length(r) ステップに対してフィルタを実行することで求まる最終予測誤差efinalも出力します。

注意

この関数では、実数も複素数も扱うことができます。

例題

つぎの自己相関列を考えます。

これに等価な予測多項式は、つぎのようになります。

参考
ac2rc       自己相関列を反射係数列に変換します。

poly2ac     予測フィルタ多項式を自己相関列に変換します。

rc2poly     反射係数を予測フィルタ多項式に変換します。

参考文献

[1] Kay, S.M. Modern Spectral Estimation. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1988.


 abs ac2rc