Signal Processing Toolbox

abs

絶対値(ゲイン)

表示

y = abs(x)

詳細

y = abs(x) は、xの要素の絶対値を出力します。xが複素数の場合、absは、複素数の絶対値(ゲイン)を出力します。

abs(x) = sqrt(real(x).^2 + imag(x).^2)

xがMATLABの文字列の場合、absは文字列内のASCIIキャラクタの数値を出力します。文字列の表示書式は変化しますが、内部表現は変化しません。

この関数は、MATLAB基本モジュールに属しています。

例題

つぎのようにして、データ列のFFTのゲインを計算します。

t = (0:99)/100;                      % 時間ベクトル
x = sin(2*pi*15*t) + sin(2*pi*40*t); % 信号
y = fft(x);                          % xのDFTの計算
m = abs(y);                          % ゲイン

ゲインをプロットします。

f = (0:length(y)-1)'/length(y)*100;  % 周波数ベクトル
plot(f,m)

参考
angle     位相角

リファレンス

ac2poly