Real-Time Workshop User's Guide    

コードコンポーネント

Simulinkモデルから生成されたコードを含むReal-Time Workshop プログラムは、多くのコードモジュールとデータ構造体で構成されます。これらは、以下の2つのカテゴリに分類されます。

アプリケーションコンポーネント

アプリケーションコンポーネントは、特定のモデルに固有です。これらは、モデル内のブロックによって表わされる機能を実現します。アプリケーションコンポーネントは、ターゲットに固有ではありません。アプリケーションコンポーネントは、以下のものを含みます。

ランタイムインタフェースコンポーネント

コードモジュールとデータ構造体は、まとめてランタイムインタフェースとして参照され、生成したプログラムの実行の管理やサポートを行います。ランタイムインタフェースモジュールは、自動的には生成されません、カスタムターゲットを開発するには、ランタイムインタフェースの中に実現すべき部分があります。表 17-1は、ランタイムインタフェースコンポーネンットをまとめています。

表 17-1: ランタイムインタフェースコンポーネント
ユーザが提供する
Real-Time Workshopが提供する
カスタマイズしたメインプログラム
一般のメインプログラム
モデルの実行のためのタイマ割り込みハンドラ
実行エンジンと積分ソルバ(タイマ割り込みハンドラにより呼び出される)
その他の割り込みハンドラ
デバイスドライバの例(Asynchronous Interruptブロック)
デバイスドライバ
デバイスドライバの例
データロギングと信号のモニタリングユーザインタフェース
データロギング、パラメータチューニング、信号のモニタリング、external モードのサポート

ランタイムインタフェースのコンポーネントは、ターゲットが組み込みシステムかラピッドプロトタイピング環境かによって、異なります。


 カスタムターゲット構成のコンポーネント ユーザ作成のランタイムインタフェースコード