Real-Time Workshop User's Guide

シミュレーションパラメータ

Simulation Parametersダイアログボックスの各ページのオプションは、生成コードに影響を与えます。

Advancedページ

• Signal storage reuse オプションをonにします。これにより、Real-Time Workshopは信号を再利用可能なメモリ位置に格納します。Local block outputs(General Code Generation Optionsオプションを参照)。

Signal storage reuseを利用不可能にすると、すべてのブロック出力はグローバルかつユニークになり、多くの場合でRAMおよびROMの使用量が大きく増加されます。

• Boolean logic signalsオプションを選択することにより、厳密なBooleanのタイプチェックを可能にします。

このチェックボックスを選択することを推奨します。生成されたコードは、メモリ使用量が少なくなります。これは、Boolean信号は一般的に1バイトのストレージが必要で、doubleの信号は8バイトのストレージが必要なためです。

• Inline parametersチェックボックスを選択します。パラメータはグローバルパラメータ構造体で宣言されないので、パラメータのインライン化は、グローバルなRAMの使用量を削減します。Model Parameter Configuration ダイアログボックスを使うことにより、個々のパラメータのインライン化を変更できます。
• 別々に定義されていて構造的に同一であるワークスペース位置を参照する複数のブロックパラメータがある場合は、Parameter poolingオプションの使用を考えます。詳細は、「パラメータのプーリングオプション」を参照してください。

General Code Generationオプション

これらのオプションにアクセスするには、Real-Time WorkshopページのCategoryメニューからGeneral code generation optionsオプションを選択します。

• 適切なLoop rolling thresholdを設定します。ループローリング閾値は、大きい信号がforループにいつまとめられるか、および信号の各要素に対して個別のステートメントとしていつ生成されるかを決定します。ループローリングについては、「Loop Rolling Thresholdフィールド」を参照してください。
• Inline invariant signalsオプションを選択します。Real-Time Workshopは、定数(不変)サンプル時間をもつブロックに対してコードを生成しません。
• Local block outputsオプションを選択します。ブロック信号は、グローバル(可能なとき)でなく、関数内でローカルに宣言されます。Local block outputsチェックボックスを利用可能にするために、AdvabcedページのSignal storage reuseオプションをオンにする必要があります。

Stateflowの最適化

コンパイラオプション