Real-Time Workshop User's Guide

ビルドプロセスで用いられるディレクトリ

Real-Time Workshopは、ビルドプロセス中に、2つのディレクトリに出力ファイルを生成します。

• 作業ディレクトリ

実行ファイルが作成された場合、作業ディレクトリに書き出されます。実行ファイル名は、model.exe (PC) または model (UNIX)です。

• ビルドディレクトリ

ビルドプロセスは、作業ディレクトリ内にビルドディレクトリと呼ばれるサブディレクトリを作成します。ビルドディレクトリ名は、model_target_rtwです。ここで、modelはソースモデル名、targetは選択したターゲット名です。ビルドディレクトリは、生成されたソースコードとビルドプロセス中に作成されたその他のすべてのファイル(実行ファイル以外)を格納します。

ビルドディレクトリは、常に生成コードモジュールmodel.c, model.h, and model_export.hおよび生成されたmakeファイルmodel.mkを含みます。

選択したターゲット、コード生成およびビルドオプションに応じて、ビルドディレクトリにさらにつぎのファイルが含まれます。

• model.rtw
• オブジェクト(.obj)ファイル
• サブシステムから生成されたコードモジュール
• TLCプロファイラレポートファイル
• Block I/O (model_bio.c) およびパラメータチューニング (model_pt.c) 情報ファイル
• Real-Time Workshop プロジェクト (model.tmw)ファイル

実行ファイルの作成

コンパイラの選択と構成