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絶対時間に依存するブロック
Simulinkブロックの中には、絶対時間の値(プログラムの開始時から現在までの時間)を使って出力を計算するものがあります。本質的に永久に実行することを目的とするプログラムを設計している場合は、絶対時間への依存性をもつブロックを使うことはできません。
時間の値が倍精度数で表現可能な最大値に達したときに問題が発生します。この時点で、時間は、インクリメントされず、ブロックの出力は正しくありません。
注意
下記のブロックに加えて、Time (Simulation ParametersダイアログボックスのWorkspace I/Oページ)のロギングでも絶対時間が必要です。 |
つぎのSimulinkブロックは、絶対時間に依存します。
- Continuous Blocks
- Derivative
- Transport Delay
- Variable Transport Delay
- Discrete Blocks
- Discrete-Time Integrator (トリガサブシステムでの利用の場合)
- Nonlinear Blocks
- Sinks
- Scope
- To File
- To Workspace (
StructureWithTime
フォーマットでロギングする場合のみ)
- Sources
- Chirp Signal
- Clock
- Digital Clock
- Discrete Pulse Generator
- From File
- From Workspace
- Pulse Generator
- Ramp
- Repeating Sequence
- Signal Generator
- SineWave
- Step
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