Real-Time Workshop User's Guide

ラピッドプロトタイピングプログラムの枠組み

Simulinkモデルによって生成されるコードモジュール -- model.c, model.h およびその他のファイル -- は、モデルのシステム方程式を実現し、ブロックパラメータを含み、初期化を実行します。

Real-Time Workshopのプログラムの枠組みは、完全なスタンドアロンプログラムをビルドするために必要なソースコードを提供します。プログラムの枠組みは、多くのプログラミング環境に対して設計されたアプリケーションモジュール(要求される関数を実現するソースコードを含むファイル)で構成されます。

自動プログラムビルダは、テンプレートmakeファイルを設定すると、適切なモジュールを使ってプログラムが作成されることを保証します。

アプリケーションモジュールとSimulinkモデルから生成されたコードは、共通のAPIを使って実現されます。このAPIは、モデルのすべてのデータをまとめるデータ構造体(SimStructと呼ばれます)を定義します。組み込みリアルタイム(ERT)ターゲットは、SimStructをもちませんが、モデルの実行に対する共通の呼び出しシンタックスをもちます。

このAPIは、S-ファンクションのAPIと似ています。1つの大きな例外は、APIは1つのモデルしかないと仮定するのに対して、S-ファンクションは複数のモデルをもつことができることです。関数のプロトタイプもS-ファンクションとは異なります。

組み込みモデル関数/td>

ラピッドプロトタイピングプログラムアーキテクチャ