Real-Time Workshop User's Guide | ![]() ![]() |
信号のプロパティ
SimulinkのSignal Propertiesダイアログを使って、選択した信号と外部で作成したコードとのインタフェースを作成します。この方法により、ユーザの手書きのコードは、モニタリングやその他の目的用にそのような信号にアクセスします。
一般的な信号のストレージの概念とSignal Propertiesダイアログに関して習得するには、「信号:ストレージ、最適化、インタフェース」をお読みになってください。それから、下記のAda固有の差異に注意してください。
Real-Time Workshop Ada Coderは、Simulink信号のラベルのサポートに対して発見的方法をもっています。これらの発見的方法は、ブロック名、信号名、接続性を基に、信号のラベルをSimulinkブロックに自動的に割り当てます。デフォルトの挙動を変更して、信号名に対して外部の宣言を指定したり、あるいは、Real-Time Workshop Ada Coderを使って生成したモデルパッケージの仕様内で可視の信号にユニークな宣言を行うことが可能です。発見的方法は、Signal name, RTW storage classおよびRTW storage type qualifier (外部で宣言された信号のみ)によって指定された通りに信号ベースで実現されます。
Real-Time Workshop Ada Coderに関連するオプションは、以下の通りです。
rtB
構造体)に置きます。これは、信号データを上書きする可能性を除去するので、テストを目的とする場合に役立ちます。このオプションを選択すると、RTWストレージクラスは強制的にAuto
になります。Auto
: Real-Time Workshopは、信号を固定のデータ構造体に格納します。特に、Signal_Name
と呼ばれる要素は、Model_Types
パッケージ仕様で定義されたExternal_Inputs
構造体で宣言されます。生成されたコードは、この信号をRT_U.Signal_Name
としてアクセスします。ExportedGlobal
: 信号を生成コードの外部からアクセス可能なグローバル変数として宣言します。この信号は、モデルパッケージ仕様で宣言されますが、External_Inputs
構造体では宣言されません。生成されたコードは、この信号をSignal_Name
としてアクセスします。信号は、Model.Signal_Name
のようにグローバルになります。ImportedExtern
: 信号は、RTW storage type qualifierフィールドに入力されたパッケージ仕様で宣言されると仮定します。生成されたコードは、この信号をYour_Package.Signal_Name
としてアクセスします。ImportedExternPointer
: これはAdaでは利用できません。Imported Extern
オプションに対する変数名に完全に条件を付けるためにパッケージに仕様を指定するときにのみ利用されます。このフィールドは、その他のすべての場合には無視されます。これらの状況は、Real-Time Workshop Ada Coderの生成コードを他のAdaコード(Real-Time Workshop Ada Coderが生成しないコード)とリンクしたいときに役立ちます。
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