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コードの検証

ビルドプロセスが終了した後で、countersdemoモデルのスタンドアロン版は、Simulinkモデルとの比較の準備ができています。Simulation Parameters ダイアログボックスのWorkspace I/Oページで選択されたデータロギングオプションにより、 プログラムは制御信号、イネーブルカウンタ、トリガカウンタ、シミュレーション時間を保存します。MATLABを使って、3つのSimulinkスコープに表示されるものと同じデータのプロットを作成することができます。

Simulinkとcountersdemoモデルのスタンドアロン実行ファイル版の両方で、制御入力は、10Hzの50パーセントのデューティサイクルの波形を生成する離散パルスジェネレータを使ってシミュレーションされます。

制御信号、イネーブルカウンタ、トリガカウンタのスコープをオープンします。T=0からT=2までSimulinkシミュレーションを実行すると、以下の出力を生成します。

MATLABプロンプトでwhoとタイプすると、Simulinkシミュレーションの変数名が表示されます。

MATLABからスタンドアロンプログラムを実行します。

キャラクタ"!"は、その後のコマンドをオペレーティングシステムに渡します。そのため、このコマンドはcountersdemoの>(M-ファイルではなく)スタントアロン版を実行します。

スタンドアロンプログラムからデータを取得するには、ファイルcountersdemo.matをロードします。

ワークスペース変数を見てみます。

スタンドアロンAdaプログラムは、Simulinkでロギングした変数と区別するために、ロギングされた変数名にrt_を付加します。

MATLABを使って3つのワークスペース変数を時間の関数としてプロットします。


 信号のプロパティ MATLABを使ってデータを解析