Control System Toolbox関数リファレンス

obsv

可観測性行列の作成

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Ob = obsv(A,B)
Ob = obsv(sys)

詳細

obsv は、状態空間システムに対する可観測性行列を計算します。n行n列の行列Aおよびp行n列の行列Cの場合、obsv(A,C)は、n行np 列をもつ可観測性行列を出力します。

Ob = obsv(sys) は、状態空間モデルsysの可観測性行列を計算します。この書式は、以下を実行するのと等価です。

Ob = obsv(sys.A,sys.C)

モデルは、Obがフルランクnをもっている場合、可観測です。

例題

つぎの組み合わせが可観測であるかどうかを判断します。

A =
     1     1
     4    -2

C =
     1     0
     0     1

は、可観測です。つぎのように入力します。

Ob = obsv(A,C);

% 非可観測状態の数
unob = length(A)-rank(Ob)

MATLABは、つぎの出力を行います。

unob =
     0

参考
obsvf       可観測性ステアケース型の計算

nyquist

obsvf