モデルの作成と取り扱い    

優先ルール

加算などの演算やfeedbackなどのコマンドは、複数のLTIモデルを操作します。これらのLTIモデルが異なるタイプ(たとえば、第1オペランドがTFで、第2オペランドがSS)の場合、結果がどのタイプ(たとえばTFまたはSS)になるかは明らかではありません。そのようなタイプの問題は、優先ルールによって解決できます。具体的には、TF、ZPK、SS、FRDオブジェクトは、つぎのような優先順位に従ってランク付けされます。

従って、ZPKはTFより優先され、SSはTFやZPKより優先され、FRDは、他の3つのものより、優先されます。言い換えれば、複数のLTIモデルに関する演算結果は、つぎのようになります。

異なるタイプのシステムに対する演算は、つぎのように機能します。結果求まるタイプは、優先ルールによって決まり、すべてのオペランドは、演算を実行する前に、このタイプに変換されます。


 LTIオブジェクト 行列としてのLTIシステム