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自動変換
いくつかのアルゴリズムは、LTIモデルの一つのタイプのみに影響します。たとえば、c2d
で使うゼロ次ホールドの離散化に対するアルゴリズムは、状態空間モデルのみに機能します。同様に、tfdata
のようなコマンドは、LTIモデルの特別なもの(TF)を対象としています。便宜上、このようなコマンドは、自動的に、LTIモデルを適切なモデルタイプまたは必要なモデルタイプに変換します。たとえば、
sys = ss(0,1,1,0) [num,den] = tfdata(sys)
では、tfdata
がまず状態空間モデルを伝達関数に変換し、つぎに、この伝達関数の分子と分母を出力します。
状態空間への変換(実現とも呼ばれます)は、一意的には定義されません。このため、結果はどの状態座標を選んだかによるので、状態空間への自動変換は適用されません。たとえば、initial
や kalman
と言った関数の場合です。
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