LTI Models (モデルの作成と取り扱い)

モデルの作成と取り扱い

陽的変換

モデル変換は、tf、ss、zpk、frdを使って行います。任意のTF、SS、ZPKモデルsysを与えると、他のモデルへの変換構文は、つぎのようになります。

sys = tf(sys)
% TFへの変換

sys = zpk(sys)
% ZPKへの変換

sys = ss(sys)
% SSへの変換

sys = frd(sys,frequency)
% FRDへの変換

sys = tf(sys)	% TFへの変換
sys = zpk(sys)	% ZPKへの変換
sys = ss(sys)	% SSへの変換
sys = frd(sys,frequency)	% FRDへの変換

FRDモデルは、他のモデルタイプに変換できないことに注意してください。加えて、FRDモデルへの変換には、入力引数として、周波数ベクトル(frequency)を必要とします。

たとえば、状態空間モデル

sys = ss(-2,1,1,3)

を、つぎのようにして零点/極/ゲインに変換することができます。

zpk(sys)

MATLABは、つぎの出力を行います。

Zero/pole/gain:
3 (s+2.333)
-----------
   (s+2)

一般的な状態空間モデルの伝達関数への変換は、連続系では

離散系では、

です。

モデルの変換自動変換