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データを透明度にマッピング
Alpha データは、カラーデータ(すなわち、サーフェスのCData
プロパティ)に似ています。サーフェスを作成すると、MATLABは、カラーデータ配列の中の各要素をカラーマップの中の一つのカラーにマッピングします。同様に、alphaデータの中の各要素は、alphamapの中の透明度値にマッピングされます。
AlphaData
プロパティをもったサーフェスとイメージのalphaデータを指定します。パッチオブジェクトに対して、FaceVertexAlphaData
プロパティを使います。
MATLABは、つぎのプロパティを使って、alphaデータの解釈法をコントロールできます。
FaceAlpha
と EdgeAlpha
- flat、または、interpolated した透明度をもつもののレンダリング手法のいずれかを選択します。単一の透明度を設定すると、MATLAB は、すべてのフェース、または、エッジにこの値を適用し、alphaデータを使用しません。AlphaDataMapping
と ALim
- alphaデータをalphamapにマッピングする方法を決定します。デフォルトでは、MATLABは、範囲[0 1]の中に入るように、alphaデータをスケーリングします。Alphamap
- データがマッピングされる実際の透明度値を含んでいます。カラーに比べて、透明度は、デフォルトでは表示されないので、aplhaプロパティと等価なカラーのデフォルト値との間には差があることに注意してください。つぎのテーブルは、これらの違いをまとめたものです。
カラープロパティ |
デフォルト |
Alpha プロパテイ |
デフォルト |
FaceColor |
flat |
FaceAlpha |
1 (opaque) |
CData |
equal to ZData |
AlphaData とFaceVertexAlphaData |
1 (scalar) |
デフォルトで、オブジェクトは単一のalpha値をもっています。そのために、最初に、AlphaData
を適切なサイズの配列に設定しないで、flat
、または、interp
FaceAlpha
、または、EdgeAlpha
を設定することはできません。
つぎの節は、透明度に従って、オブジェクトデータを表示するのに、これらのプロパティをどのように使うかを示しています。
ALpha データ配列のサイズ
非スカラのalphaデータを使用するため、ユーザは、alphaデータをつぎのものと同じサイズの配列として指定する必要があります。
CData
FaceVertexAlphaData
プロパティの中に定義されている頂点の数、または、面の数適切なサイズのalphaデータ配列を一度指定すると、ユーザは、使用したい面とエッジのレンダリングを選択することができます。Flatは、面に対して、一つの透明度を使い、一方、Interpolated は、各頂点で、値の双線形内挿を行います。
AlphaデータをAlphamapにマッピング
AlphaDataMapping
プロパティを使って、alphaデータをalphamapにどのようにマッピングするかをコントロールできます。ここで、3つの可能なマッピング法があります。
none
- alphaデータ中の値を透明度として解釈します(データ値は、0と1の間であるか、または、0または1に固定する)。scaled
- alphaデータを軸のALim
プロパティで示されるalphamapの部分に、データ値をalpha値に線形にマッピングします。これは、カラーデータがカラーマップにマッピングされる方法と同じです。direct
- alphaデータをフィギュアalphamapの中のインデックスとして、直接使用します。デフォルトで、オブジェクトは、スカラalphaデータ(AlphaData
と FaceVertexAlphaData
)を値1に設定します。
![]() | オブジェクトに対する単一の透明度の設定 | 例題:データをカラーまたは透明度にマッピング | ![]() |