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uicontextmenu

コンテキストメニューの作成

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uicontextmenu は、コンテキストメニューを作成します。これは、ユーザが、グラフィカルオブジェクト上を右クリックすると、表れるメニューです。

関数 uimenu を使って、コンテキストメニューを作成します。メニュー項目は、uimenu コマンドがM-ファイル内にある順番に表示されます。 UIContextMenu プロパティを使ってオブジェクトを設定し、プロパティ値としてコンテキストメニューのハンドルを設定することで、コンテキストメニューをオブジェクトと関連付けます。

プロパティ

つぎの表は、uicontextmenu オブジェクトのプロパティを機能別にまとめたものです。プロパティ名は、詳細な説明とリンクされています。

プロパティ名
プロパティの詳細
プロパティ値
スタイルや外観の制御
Visible
Uicontextmenu の可視化
値: on, off
デフォルト: off
Position
Visible が、on に設定されている場合の uicontextmenu の位置
値: 2要素ベクトル
デフォルト: [0 0]
General Information About the Object
Children
uicontextmenu に対して定義される uimenus
値: 行列
Parent
Uicontextmenu オブジェクトの親
値: スカラのフィギュアハンドル
Tag
ユーザ定義のオブジェクトの識別子
値: 文字列
Type
グラフィックオブジェクトのクラス
値: 文字列 (参照のみ)
デフォルト: uicontrol
UserData
ユーザ定義のデータ
値: 行列
コールバックルーチン実行の制御
BusyAction
コールバックルーチンの割り込み
値: cancel, queue
デフォルト: queue
Callback
コールバック挙動の制御
値: 文字列
CreateFcn
オブジェクト作成中に実行するコールバックルーチン
値: 文字列
DeleteFcn
オブジェクト削除中に実行するコールバックルーチン
値: 文字列
Interruptible
コールバックルーチンの割り込みモード
値: on, off
デフォルト: on
オブジェクトへのアクセスに関する制御
HandleVisibility
ハンドルが、コマンドラインや GUIs からアクセス可能か否か
値: on, callback, off
デフォルト: on

例題

つぎのステートメントは、ラインと対応付けられたコンテキストメニューを定義します。ユーザがライン上の任意の位置で右ボタンクリックしたときに、メニューが表示され、ラインスタイルを変更できます。

ユーザがライン上で右ボタンクリックしたときに、下図のようにコンテキストメニューが表示されます。

オブジェクトの階層構造

参考

uicontrol, uimenu


 type uicontextmenu Properties