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ifftn

逆多次元高速フーリエ変換

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詳細

Y = ifftn(X) は、多次元高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムを使って、X の n 次元逆離散フーリエ変換(DFT)を出力します。結果 Y は、X と同じ大きさになります。

Y = ifftn(X,siz) は、逆変換を行う前に、サイズ siz の多次元配列を作成するために、X にゼロを付加するか、siz で設定される大きさにデータを打ち切ります。結果の Y のサイズは、siz になります。

注意

任意の X に対して、ifftn(fftn(X)) は、丸め誤差の範囲の中で、X と等価です。X が実数の場合、ifftn(fftn(X)) は、小さな虚数部をもつ可能性があります。

アルゴリズム

ifftn(X) は、つぎのものと等価です。

この計算は、X の各次元に沿って、適宜、1次元逆 DFT の計算を行います。

ifftn の実行時間は、変換をするものの長さに依存します。2のベキ乗数の場合最速で、小さな素数の組み合わせの場合も、処理は速く、大きな素数の組み合わせの場合、処理には時間を要します。

参考

fftn, ifft, ifft2, ifftshift


 ifft2 ifftshift