MATLAB Function Reference    
depfun

M-ファイル、または、P-ファイルの従属関数を一覧表示

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関数 depfun は、指定した M-ファイルが演算に必要な組み込み関数と同様に、必要なすべての関数やスクリプトの一覧を表示します。これは、MATLABの実行時アプリケーションに対して、コンパイルを必要とするすべてのM-ファイルを探索するために有効な関数です。

list = depfun('file_name') は、file_name.mが使用するすべてのファイルのパスを含む文字列のセル配列を作成します。これは、file_name.mにより直接コールされる第二レベルのファイル、また、第二レベルのファイルによりコールされる第三レベルのファイル、等々を含んでいます。

[list,builtins,classes] = depfun('file_name') は、従属関数に関する情報を含む3つのセル配列を作成します。 list は、file_nameとその従属的なファイルが使用するすべてのファイルのパスを含んでいます。builtins は、file_nameとその従属的なファイルが使用する組み込み関数を含んでいます。classes は、file_nameとその従属的なファイルが使用するMATLABクラスを含んでいます。

[list,builtins,classes,prob_files,prob_sym,eval_strings,...
called_from,java_classes] = depfun('file_name')
は、depfun探索に関連した問題やlistの中の関数が実行する位置に関する情報を含んだ付加的なセル配列、または、構造体配列を作成します。付加的な出力は、つぎのものです。

[...] = depfun('file_name1','file_name2',...) は、複数のファイルに対して、同じ演算を行います。すべてのファイルの従属関数が、出力配列の中に共にリストされます。

[...] = depfun('fig_file_name') は、fig_file_nameと云うファイル名をもつ.fig、または、.matファイルの中に定義されているGUI要素のコールバック文字列の中から従属関数を探します。

[...] = depfun(...,'-toponly') は、depfunの他のシンタックスと異なり、入力引数として、明示的にリストされたファイルのみを調べる場合に使用します。それらに依存しているファイルを調べません。このシンタックスの中で、フラグ '-toponly' は、必ず、入力引数の最後に設定する必要があります。

注意

  1. depfun が、パス上で、hginfo.matと呼ばれるファイルを見つけられない場合、それを作成します。つぎのファイルは、Handle Graohicsコールバックに関する情報を含んでいます。
  2. ユーザのアプリケーションが、MATLABのデフォルトフィギュアウインドウからのツールバーアイテムを使用する場合、ユーザ入力の'FigureToolBar.fig'depfunに含ませる必要があります。
  3. ユーザのアプリケーションが、MATLABのデフォルトフィギュアウインドウからメニューアイテムを使用する場合、ユーザの入力の中の'FigureMenuBar.fig'depfun に含ませる必要があります。
  4. 多くの組み込み Handle Graphics 関数が、newplotを読み込むために、depfunで作成されるリストは、常に、newplotが関連する関数を含んでいます。

例題

参考

depdir


 depdir det