MATLAB Function Reference    
beta, betainc, betaln

Beta 関数

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定義

Beta 関数は、つぎの式で表わされます。

ここで、は、Gamma 関数です。不完全 Beta 関数は、つぎの式で表わされます。

詳細

B = beta(Z,W) は、複素数配列 ZW の対応する要素に対して、Beta 関数を計算します。配列は同じサイズでなければなりません(または、一方はスカラでも構いません)。

I = betainc(X,Z,W) は、不完全Beta 関数を計算します。 X の要素は閉区間 [0,1] 内でなければなりません。

L = betaln(Z,W) は、beta(Z,W)を計算せずに、Beta 関数の自然対数 log(beta(Z,W))を計算します。Beta 関数は非常に大きな値から非常に小さな値までを変動できるので、関数の対数は非常に有効となることがあります。

例題

この場合、整数引数を用いているので

は、完全な最小整数の比になり、有理数書式は正確な結果を得ることができます。

IEEE演算のコンピュータでは、x = 510に対して betaln(x,x) = -708.8616 となり、log(realmin)よりわずかに小さくなります。従って、beta(x,x) は、アンダーフロー(または異常値)となります。

アルゴリズム


 besselj, bessely bicg