Programming with MATLAB    

オブジェクトのセーブとロード

MATLABのsaveコマンドとloadコマンドを使って、変数のように、ユーザ定義のオブジェクトを.matファイルにセーブしたり、.matファイルをロードしたりできます。

オブジェクトをロードするとき、MATLABは、ワークスペースにオブジェクトを配置させるためにオブジェクトのクラスコンストラクタを呼びます。ユーザがロードするオブジェクトクラス用にコンストラクタ関数は、入力引数をもたないで呼び、デフォルトのオブジェクトを出力できるものでなければなりません。より詳細は、"コンストラクタを記述するためのガイドライン"を参照してください。

セーブまたはロード中のオブジェクトの変更

オブジェクト群にsaveまたはload コマンドを適用した場合、MATLABは、クラスディレクトリの中からsaveobjloadobjと呼ばれるクラスメソッドを探します。ユーザは、セーブ演算またはロード演算を行う前にオブジェクトを修正するために、これらのメソッドを多重定義することができます。たとえば、saveobjメソッドに、オブジェクトと共に関連したデータもセーブさせたり、オブジェクトのあるタイプがMATLABワークスペースの中にロードされるとき、より新しいバージョンにオブジェクトを更新するloadobj メソッドを記述することもできます。


  ポートフォリオの作成 例題-saveobjとloadobjの定義