| Programming with MATLAB |
クラスディレクトリの設定
あるクラスに対してメソッドを設定するM-ファイルは、クラスディレクトリとして識別されたディレクトリに集められます。ディレクトリ名は、クラス名の前にキャラクタ@を付けて定義されます。たとえば、この章の中で使用する例題の一つは、単一変数内に多項式をもつクラスです。クラスの名前とクラスコンストラクタの名前は、polynomです。多項式クラスを定義するM-ファイルは、名前@polynomをもつディレクトリに配置されます。
クラスディレクトリは、MATLABサーチパス上にあるディレクトリのサブディレクトリになりますが、パスの上にはありません。たとえば、新しい@polynomディレクトリは、MATLABのワーキングディレクトリか、または、サーチパスに以前に設定されたユーザ自身のパーソナルディレクトリのサブディレクトリです。
クラスディレクトリをMATLABパスに付加
クラスディレクトリを作成した後、MATLABがクラスソースファイルの位置になるようにMATLABパスをアップデートします。クラスディレクトリは、直接MATLABパス上にあるものではありません。代わりに、親ディレクトリをMATLABパスに付加します。たとえば、
@polynomクラスディレクトリを
c:\my_classes\@polynom
に配置する場合、addpath
コマンドを使って、クラスディレクトリをMATLABパスに付加できます。
addpath c:\my_classes;
他のクラスと同じ名前をもつクラスディレクトリを作成する場合、MATLABは、ク ラスメソッドを配置するときに、二つのクラスディレクトリを同じ一つのディレ クトリとして取り扱います。詳細は、"MATLABでのメソッドを読 み込む優先順位の決定法"を参照してください。
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