外部インタフェース/API    

エンジンライブラリ

エンジンライブラリには、MATLAB計算エンジンを制御するための、以下のルーチンが含まれます。これらの名前は、すべて3文字の接頭語engで始まります。つぎの表は、利用可能なすべてのエンジン関数とそれらの目的の一覧です。

表 4-1: C エンジンルーチン  
関数
目的
engOpen
MATLABエンジンを起動します。
engClose
MATLABエンジンをシャットダウンします。
engGetArray
MATLABエンジンからMATLAB配列を取得します。
engPutArray
MATLABエンジンにMATLAB配列を送信します。
engEvalString
MATLABコマンドを実行します。
engOutputBuffer
MATLABテキスト出力を格納するバッファを作成します。
engOpenSingleUse
単一の、共有しないで利用するためのMATLABセッションを起動します。

表 4-2: Fortran エンジンルーチン  
関数
目的
engOpen
MATLABエンジンを起動します。
engClose
MATLABエンジンをシャットダウンします。
engGetMatrix
MATLABエンジンからMATLAB配列を取得します。
engPutMatrix
MATLABエンジンにMATLAB配列を送信します。
engEvalString
MATLABコマンドを実行します。
engOutputBuffer
MATLABテキスト出力を格納するバッファを作成します。

MATLABエンジンは、Creating C Language MEX-FilesCreating Fortran MEX-Filesで説明されている接頭語mxが付いたAPIルーチンも利用します。

MATLABとの通信

UNIXでは、エンジンライブラリは、パイプと、必要ならばリモート実行のためのrshを使って、MATLABエンジンと通信を行います。Microsoft Windowsでは、エンジンライブラリは、ActiveXを使ってMATLABと通信を行います。ActiveXとDDEのサポートにはActiveXの詳しい説明が含まれています。


 CおよびFortranプログラムからのMATLABの呼び出し GUIインテンシブなアプリケーション