engOpen (外部インタフェース/API リファレンス)

MATLABエンジンセッションの起動

Fortran 言語表示

integer*4 function engOpen(startcmd)
integer*4 ep
character*(*) startcmd

引数
ep
エンジンポインタ。

startcmd

MATLABプロセスを起動するキャラクタ配列。

詳細

このルーチンは、MATLABを計算エンジンとして用いるために、MATLABプロセスを起動します。

engOpen(startcmd)は、startcmdで指定されたコマンドを使ってMATLABプロセスを起動し、接続を確立し、一意的なエンジンの識別子を出力するか、またはオープンが失敗した場合は0を出力します。

UNIXシステムでは、startcmdが空ならば、engOpenはコマンドmatlabを使ってカレントホスト上でMATLABを起動します。startcmdがホスト名である場合は、engOpenは、指定したホスト名文字列を長い文字列に組み込むことによって、指定したホスト上でMATLABを起動します。

"rsh hostname \"/bin/csh -c 'setenv DISPLAY\
    hostname:0; matlab'\""

startcmdがそれ以外の文字列である(文字列内に空白を含む、あるいは、非英数字キャラクタである)場合、MATLABを起動するために文字通りに実行されます。

engOpenは、つぎのステップに従って実行されます。

2つのパイプを作成します。
新たなプロセスを分岐させ、子から親の2つのファイルディスクリプタへstdin とstdout を渡すためにパイプを設定します。
MATLABを起動するためにコマンドを実行します(リモード実行についてはrsh)。

例題

FortranプログラムからMATLABエンジン関数を呼び出す方法を説明するサンプルプログラムは、examplesディレクトリのeng_matサブディレクトリのfengdemo.fを参照してください。

engGetMatrix engOutputBuffer