外部インタフェース/API    

UNIXでの設定のテスト

システムが適切にMEX-ファイルを作成するように設定されているかどうかをチェックする最速の方法は、実際のプロセスを試してみることです。例として、<matlab>/extern/examples/mexディレクトリにCのソースコードyprime.cとそのFortran版yprimef.F およびyprimefg.Fがあります。ここで、<matlab>は、システム上でMATLABがインストールされている最上位のディレクトリを表わします。

例題のソースファイルyprime.cまたはyprimef.Fyprimefg.FをUNIX上でコンパイル、リンクするためには、まずそれらのファイルをローカルディレクトリにコピーし、それからローカルディレクトリにディレクトリの変更 (cd)をしなければなりません。

MATLABプロンプトでつぎのようにタイプします。

これは、システムコンパイラを使って、システムに対応する拡張子をもつyprimeというMEX-ファイルを作成します。

M-functionのようにyprimeを呼び出すことができます。

例題プログラムのFortran版をFortranコンパイラを使って行うためには、MATLABプロンプトでつぎのようにタイプします。

MATLABプロンプトからmexスクリプトを実行するのに加えて、システムプロンプトからもスクリプトを実行できます。

コンパイラの選択

デフォルトのコンパイラを変更するには、別のオプションファイルを選択します。つぎのコマンドを使って行うことができます。

番号を入力し、Returnを押してシステムに対する適切なオプションファイルを選択します。オプションファイルがMATLABディレクトリにない場合は、システムはオプションファイルがユーザのmatlabディレクトリにコピーされたことを示すメッセージを表示します。オプションファイルがmatlabディレクトリに既に存在する場合は、システムは上書きするかどうかを尋ねます。

setupオプションを使うと、デフォルトコンパイラをリセットするので、mexスクリプトを使うたびに新たなコンパイラが利用されます。


 MEX-ファイルの作成 Windowsでの設定のテスト