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UNIXでの設定のテスト
システムが適切にMEX-ファイルを作成するように設定されているかどうかをチェックする最速の方法は、実際のプロセスを試してみることです。例として、<matlab>/extern/examples/mexディレクトリにCのソースコードyprime.cとそのFortran版yprimef.F およびyprimefg.Fがあります。ここで、<matlab>は、システム上でMATLABがインストールされている最上位のディレクトリを表わします。
例題のソースファイルyprime.cまたはyprimef.Fとyprimefg.FをUNIX上でコンパイル、リンクするためには、まずそれらのファイルをローカルディレクトリにコピーし、それからローカルディレクトリにディレクトリの変更 (cd)をしなければなりません。
mex yprime.c
これは、システムコンパイラを使って、システムに対応する拡張子をもつyprimeというMEX-ファイルを作成します。
M-functionのようにyprimeを呼び出すことができます。
yprime(1,1:4) ans = 2.0000 8.9685 4.0000 -1.0947
例題プログラムのFortran版をFortranコンパイラを使って行うためには、MATLABプロンプトでつぎのようにタイプします。
mex yprimef.F yprimefg.F
MATLABプロンプトからmexスクリプトを実行するのに加えて、システムプロンプトからもスクリプトを実行できます。
コンパイラの選択
デフォルトのコンパイラを変更するには、別のオプションファイルを選択します。つぎのコマンドを使って行うことができます。
mex -setup
Using the 'mex -setup' command selects an options file that is
placed in ~/matlab and used by default for 'mex'. An options
file in the current working directory or specified on the
command line overrides the default options file in ~/matlab.
Options files control which compiler to use, the compiler and
link command options, and the runtime libraries to link
against.
To override the default options file, use the 'mex -f' command
(see 'mex -help' for more information).
The options files available for mex are:
1: <matlab>/bin/gccopts.sh :
Template Options file for building gcc MEXfiles
2: <matlab>/bin/mexopts.sh :
Template Options file for building MEXfiles using the
system ANSI compiler
Enter the number of the options file to use as your default options
file:
番号を入力し、Returnを押してシステムに対する適切なオプションファイルを選択します。オプションファイルがMATLABディレクトリにない場合は、システムはオプションファイルがユーザのmatlabディレクトリにコピーされたことを示すメッセージを表示します。オプションファイルがmatlabディレクトリに既に存在する場合は、システムは上書きするかどうかを尋ねます。
setupオプションを使うと、デフォルトコンパイラをリセットするので、mexスクリプトを使うたびに新たなコンパイラが利用されます。
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