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セルグループの定義

ユーザは、複数の入力セルを単一の入力セルにまとめることができます。複数の入力セルから構成される単一の入力セルをセルグループと呼びます。1つのセルグループからの出力は全て、対象セルグループの直後にノートブックが挿入した単一の出力セルに出力されます。そのため、グラフィックを定義するために複数のMATLABコマンドを使用している場合、セルグループは、大変便利な手段となります。

たとえば、グラフィックを生成するのに必要なMATLABコマンドを全て1つのセルグループとして定義し、そのセルグループを実行するようにすれば、ノートブックはコマンドに定義された全てのグラフィックコマンドを含む単一のグラフィックを生成します。このような方法ではなく、グラフィックを生成する全てのMATLABコマンドをそれぞれ別々の入力セルに定義して計算を行うと、その結果、複数のグラフィック出力セルが生成されてしまうことになります。

セルグループの計算法については、セルグループの計算を参照してください。また、セルグループの定義を解除する方法については、Ungroup Cells コマンドを参照してください。

セルグループの作成

セルグループを作成するには、つぎの処理を行います。

  1. グループにまとめたい複数の入力セルをマウスで選択する。
  2. NotebookメニューからGroup Cells コマンドを選択するか、Alt+Gキーを押します。

ノートブックは、選択したセルをセルグループに変換し、複数のセルマーカをグループ全体を括る単一のセルマーカに置き換えます。

つぎの点には、注意してください。

セルグループを作成すると、セルグループの最初の行が自動実行型セルでない限り、ノートブックはそのセルグループを入力セルとして定義します。最初の行が自動実行型の時は、ノートブックは、そのセルグループを自動実行型セルとして定義します。


 MATLABコマンドを入力セルとして定義 自動実行型セルの定義