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diary コマンドを使ったデータのエクスポート

小さい数列、または、セル配列をエクスポートするには、diaryコマンドを使用できます。diary コマンドは、ディスクファイル内にユーザがMATLABを起動しているときの履歴を作成します(グラフィックスは除く)。

たとえば、ワークスペース内に、つぎの配列Aを保持しているとします。

このとき、MATLABプロンプト上で、つぎのコマンドを実行して、diaryコマンドを使って、この配列をエクスポートすることができます。

  1. diary 関数をアクティブにします。作成する出力ファイルdiary に別の名前を設定することもオプションとして可能です。
  2. エクスポートしたい配列の内容を表示します。つぎの例題は、配列Aを表示しています。この時、セル配列、または、他のMATLABデータタイプを表示することも可能です。
  3. diary 関数を無効にし、セッションの記録を停止します。

    この操作により、diaryは、ファイル my_data.outを作成し、関数を無効にするまでの間に MATLABセッションで実行した全てのコマンドをこのファイルに記録します。また、diary は、whos からの出力をファイルの中に常に含んでいることに注意してください。

  1. 履歴ファイルを、テキストエディタ内でオープンして、関係のない部分を全て削除してください。

 デリミタ(区切り文字)を使ったASCIIデータファイルのエクスポート バイナリデータのインポート