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デリミタ(区切り文字)を使ったASCIIデータファイルのエクスポート
デリミタ(区切り文字)を使ったASCIIデータファイルとして、配列をエクスポートするには、-ASCII
オプションを指定して、save
コマンドを使用するか、dlmwrite
関数を使用するかのいずれかを行ってください。save
コマンドは、使い易い関数です。しかし、dlmwrite
関数は、柔軟性をもち、デリミタを任意のキャラクタとして指定でき、値の範囲を設定することで、ある配列の一部をエクスポートすることもできます。
save コマンドの使用
A = [ 1 2 3 4 ; 5 6 7 8 ];
save my_data.out A -ASCII
生成されたファイルをテキストエディタで参照すると、つぎのように表示されます。
1.0000000e+000 2.0000000e+000 3.0000000e+000 4.0000000e+000 5.0000000e+000 6.0000000e+000 7.0000000e+000 8.0000000e+000
デフォルトでは、 save
は、スペースをデリミタ(区切り文字)として使用しますが、 -tab
オプションを指定すれば、スペースの代わりにタブをデリミタとして使用することもできます。
dlmwrite 関数の使用
ASCII フォーマットで配列をエクスポートするため、ファイルで使用するデリミタを指定するには、dlmwrite
関数を使います。
A = [ 1 2 3 4 ; 5 6 7 8 ];
をASCIIデータファイルでエクスポートするには、つぎのコマンドを使用します。
dlmwrite('my_data.out',A, ';')
この操作により生成されたファイルをテキストエディタで参照すると、つぎのように表示されます。
1;2;3;4 5;6;7;8
デフォルトでは、デリミタを特に指定しなければ、dlmwrite
関数は、コンマをデリミタとして使用します。コンマの代わりにスペース(' '
)や空の引用符("
)をデリミタとして指定したり、デリミタを使用せずにエクスポートすることも可能です。
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