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デリミタ(区切り文字)を使ったASCIIデータファイルのエクスポート

デリミタ(区切り文字)を使ったASCIIデータファイルとして、配列をエクスポートするには、-ASCIIオプションを指定して、save コマンドを使用するか、dlmwrite 関数を使用するかのいずれかを行ってください。save コマンドは、使い易い関数です。しかし、dlmwrite関数は、柔軟性をもち、デリミタを任意のキャラクタとして指定でき、値の範囲を設定することで、ある配列の一部をエクスポートすることもできます。

save コマンドの使用

つぎの配列 A

エクスポートするには、つぎのように、コマンドを使用します。

生成されたファイルをテキストエディタで参照すると、つぎのように表示されます。

デフォルトでは、 save は、スペースをデリミタ(区切り文字)として使用しますが、 -tab オプションを指定すれば、スペースの代わりにタブをデリミタとして使用することもできます。

dlmwrite 関数の使用

ASCII フォーマットで配列をエクスポートするため、ファイルで使用するデリミタを指定するには、dlmwrite 関数を使います。

たとえば、つぎの配列A

をASCIIデータファイルでエクスポートするには、つぎのコマンドを使用します。

この操作により生成されたファイルをテキストエディタで参照すると、つぎのように表示されます。

dlmwrite 関数は、最終行にデリミタを挿入しません。

デフォルトでは、デリミタを特に指定しなければ、dlmwrite 関数は、コンマをデリミタとして使用します。コンマの代わりにスペース(' ')や空の引用符(")をデリミタとして指定したり、デリミタを使用せずにエクスポートすることも可能です。


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