Mathematics    

固有値と特異値

つぎの2つの関数は、2,3の特殊な固有値または特異値を計算するのに利用可能です。

関数
詳細
eigs
2,3の固有値
svds
2,3の特異値

これらの関数は、スパース行列と共に頻繁に使われるものです。しかし、これらはフル行列でも可能で、M-ファイルで定義される線形演算子と共にも使うことができます。

ステートメント

は、"シフト"sigmaの近傍に存在する行列A k個の固有値と対応する固有ベクトルを探します。sigmaを省略すると、大きさの最大の固有値を探します。sigmaがゼロならば、最小の大きさの固有値を探します。2番目の行列Bは、一般化固有問題に対して含まれます。

ステートメント

は、Ak番目に大きい特異値を求め、

は、k番目に小さい特異値を出力します。

例えば、ステートメント

は、L字型、2次元領域で65行65列のグリッド上に5点Laplace微分演算子を設定します。ステートメント

は、Aは14,473個の非ゼロ要素をもつ2945字の行列を示します。

ステートメント

は、最小の固有値と固有ベクトルを計算します。最終的に、

は、適切なグリッド点に渡って固有ベクトルの成分を作成し、結果のコンタプロットを作成します。

eigs,svdsで使う数値的な技法は、D.C.Sorensenによる論文[2]に記述されています。この論文は、MATLAB Help Deskでも利用することができます。


 連立方程式 参考文献