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変換されたデータのゲインと位相

変換されたデータ列に関して重要な情報は、その大きさと位相です。MATLAB関数absangleは、この情報を計算します。

これを試すために、時間ベクトルtを作成し、このベクトルを使って、異なる周波数をもつ2つの正弦波から構成されるデータ列xを作成します。

関数fftを使ってデータ列のDFTを計算します。つぎのステートメントで、変換されたデータ列の大きさと位相を計算します。データの大きさを得るにはabsで、位相情報はangleを使います。そして、piより大きくてジャンプする位相に2*pi補正を適用するにはunwrap を使います

周波数ベクトルをx軸に、大きさや位相をプロットします。

大きさのプロットは、50ヘルツのNyquist周波数を中心に完全に対称になっています。信号の中の有益な情報は、0から50ヘルツの範囲に見られます。


 はじめに FFTの長さとスピード