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ベクトル積と転置
同じ長さの行ベクトルと列ベクトルは、どちらか一方のベクトルを基準に他のベクトルを順番に従って、乗算していきます。結果は、スカラ、すなわち、内積になるか、行列すなわち外積のどちらかになります。
x = v*u x = 2 X = u*v X = 6 0 -3 2 0 -1 8 0 -4
実数行列に対して、転置演算は、aijをajiに変換することです。MATLABはアポストロヒを使って、転置を定義しています。この例題でA
は対称なので、A'
はA
に等しくなります。しかし、B
は対称ではないので、B'
と等しくはありません。
X = B' X = 8 3 4 1 5 9 6 7 2
x = v' x = 2 0 -1
x
とy
が共に実数列ベクトルならば、積x*y
は定義できません。しかし、つぎの積
x'*y
y'*x
は、定義でき、同じスカラ値を出力します。これは、非常に頻繁に使われ、3つの異なる名前、内積、スカラ積、ドット積のいずれかの名前で呼ばれます。
複素数ベクトルまたは行列z
に対して、z'
は複素共役転置を定義します。共役を取らない複素転置は、他の配列演算と同様に、z.'
で定義します。それで、
z = [1+2i 3+4i]
1-2i 3-4i
1+2i 3+4i
複素ベクトルに対して、2つのスカラ積x'*y
とy'*x
は、お互いの複素共役で、スカラ積x'*x
は実数です。
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