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関数に文字列引数を渡す

括弧やコーテーションを使わずに文字列引数を受け取るMATLAB関数を作成することができます。つまり、 MATLABは

として解釈します。しかし、コーテーションなしの形式を使う際には、MATLABは出力引数を出力できません。たとえば、

は、文字列 applesoranges をラベルとして使ってプロットに凡例を作成します。legend コマンドにより出力引数を出力させたい場合は、コーテーション付きの形式を使う必要があります。

さらに、引数が文字列でない場合には、コーテーションなしの形式を使うことができません。

文字列をすばやく作成する

コーテーション形式を使って、コード内で文字列引数を作成することができます。つぎの例題は、複数のデータファイル、August1.dat, August2.dat 等を処理します。これは、ファイル名の作成のために整数をキャラクタに変換する関数 int2str を使います。

警告に関する注意

コーテーションなしのシンタックスは便利である一方、MATLABはエラーを出力せずに誤って用いられる場合があります。たとえば、行列 A を与えます。

eig コマンドは、A の固有値を出力します。

つぎのステートメントは、A が文字列でないため利用できませんが、MATLABはエラーを出力しません。

MATLABは、実際は文字A(数値65)と等価なASCII数値の固有値を計算します。


  グローバル変数 関数eval