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3次元ステムプロット
stem3
は、xy平面から伸びる3次元ステムプロットを表示します。MATLABは1つのベクトル引数を使って、引数が列ベクトルか行ベクトルかに応じて、x = 1
かまたはy = 1
で1行のステムをプロットします。stem3
は、2次元表示では、視覚化できないデータを表示する目的をもっています。
例題 - FFT の 3-次元ステムプロット
たとえば、高速フーリエ変換は複素平面上の単位円周上の点で計算されます。したがって、単位円周上でプロットを視覚化することは有意義です。単位円
th = (0:127)/128*2*pi; x = cos(th); y = sin(th);
f = abs(fft(ones(10,1),128));
終端に塗りつぶしたダイアモンド形のマーカ記号をもつ3次元ステムプロットを使って、データを表示します。
stem3(x,y,f','d','fill') view([-65 30])
グラフへのラベル付け
xlabel('Real') ylabel('Imaginary') zlabel('Amplitude') title('Magnitude Frequency Response')
表示方向を変更するには、マウスベースの3次元回転モードをon
に設定します。
rotate3d on
例題 - ステムプロットとラインプロットの組み合わせ
3次元ステムプロットは、多数のデータ点を出力しないで、離散関数を視覚化する場合に有効です。たとえば、stem3
を使って、特定の定数s
に対するLaplace変換基本関数3次元ステムプロットは、多数のデータ点を出力しないで、離散関数を視覚化する場合に有効です。たとえば、stem3
を使って、特定の定数s
に対するLaplace変換基本関数を視覚化することができます。を視覚化することができます。
t = 0:.1:10;% 時間範囲 s = 0.1+i;% ラセン率 y = exp(-s*t);% 指数的な減衰を計算
ステムの機能を少し改良したものを示します。t
を時間と共に大きさが増大する高さをもつラセンを作成し、ステムプロットをします。そして、ステムの各シンボルを繋ぐ曲線を描きます。
stem3(real(y),imag(y),t) hold on plot3(real(y),imag(y),t,'r') hold off view(-39.5,62)
グラフのラベル
xlabel('Real') ylabel('Imaginary') zlabel('Magnitude')
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