Graphics    

MATLAB内でのイメージの取り扱い

MATLABの基本データ構造は、配列で、実数または複素数要素が順番に並べられたものです。このオブジェクトは、イメージ、実数値、順番付けされたカラー集合、強度データ等の表現に自然な型で適しています(MATLABは、複素数値イメージをサポートしていません)。

MATLABは、ほとんどのイメージを２次元配列(すなわち、行列)としてストアしています。この行列の各要素が、表示されるイメージの中の単一ピクセルに対応します。たとえば、異なるカラーリングされたドットが200行300列からなるイメージは、MATLABの中で、200行300列の行列としてストアされます。RGBのようないくつかのイメージは、3次元の配列を必要とし、3番目の最初のパネルは、赤のピクセルの強度を表わし、2番目のパネルは緑のピクセルの強度、3番目のパネルは青のピクセルの強度を表わします。

ここで使っている方法は、MATLABで行列データの他のタイプで使用する場合と同様な方法で、グラフィックファイルフォーマットイメージを使います。たとえば、通常の行列サブスクリプト法を使ってイメージ行列から単一ピクセルを選択できます。

このコマンドは、イメージIの2行15列目のピクセル値を出力します。

ビット長のサポート

MATLABは、サポートしているグラフィックファイルフォーマットで最も一般に使われるビットデプス(ピクセル当たりのビット数)をサポートしています。データがメモリ内に存在するとき、これらは、uint8、 uint16、doubleのいずれかでストアできます。各々のサポートしているフォーマットに対して、適切なビットデプスに関する詳細は、imreadやimwriteを参照してください。


  ビットマップイメージの表示 データタイプ