Graphics    

データタイプ

この節は、MATLABがイメージをストアするときに使う種々のデータタイプを紹介します。8-ビット、16-ビットイメージに対するストレージの内部機能の詳細は、8-ビットと16-ビットイメージの取り扱いを参照してください。

デフォルトとして、MATLABは、ほとんどのデータを、クラスdoubleでストアします。これらの配列内でのデータは、倍精度(64-ビット)浮動小数点数としてストアされています。MATLABの関数および機能のすべてが、これらの配列に機能します。

MATLABでサポートされているグラフィックファイルフォーマットの一つにストアされているイメージに対して、データ表現は必ずしも理想的なものではありません。このようなイメージの中のピクセル数は、非常に多いもので、たとえば、1000行1000列のイメージは、1000000ピクセルをもつように大量のものになります。各ピクセルは、少なくとも一つの配列要素で表わされるので、たとえば、このイメージは、doubleでストアされるとすると、8メガバイトの容量が必要になります。

メモリの必要条件を減らすため、MATLABは、イメージデータをクラスuint8uint16で取り扱うことができます。これらの配列の中でデータは、8-ビット、16-ビットの符号なし整数としてストアされます。これらの配列は、double配列の中のデータとくらべ、1/8または1/4の量しか必要としません。


 MATLAB内でのイメージの取り扱い イメージタイプ