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Axesカラーの設定
デフォルトのaxesバックグランドカラーは、colordef
コマンドで設定されます。これは、スタートアップ時に読み込まれるものです。しかし、ユーザ自身のカラースキームを簡単に定義することができます。
ハードコピーを印刷するためにカラースキームをMATLABが自動的に変更する方法の詳細については、figureカラーの反転を参照してください。
カラースキームの変更
Axesに"白地に黒"のカラー構成を使用すると仮定します。はじめに、バックグランドカラーを白に変え、軸ライン、グリッド、目盛り、目盛りラベルを黒に変えます。
set(gca,'Color','w',... 'XColor','k',... 'YColor','k',... 'ZColor','k')
つぎに、タイトルと軸ラベルに使用するTextオブジェクトのカラーを変更します。
set(get(gca,'Title'),'Color','k') set(get(gca,'XLabel'),'Color','k') set(get(gca,'YLabel'),'Color','k') set(get(gca,'ZLabel'),'Color','k')
Figureのバックグランドカラーを白に変更すると新たなカラー構成が完成します。
set(gcf,'Color','w')
カラー構成が完成すると、メッシュプロットを含むFigureは、つぎのように表示されます。
適切なプロパティに対してデフォルト値を定義し、これらの定義をstartup.m
ファイルに書き込んでおくことができます。タイトルと軸ラベルはTextオブジェクトなので、すべてのTextオブジェクトにデフォルトのカラーを設定しなければなりません。デフォルトのTextのカラーである白は、白のバックグランド上では見えないので、デフォルトのカラーを変更することは得策です。(プロットルーチンではなく)低水準関数line
で作成されるLineもデフォルトのカラーが白なので、デフォルトのLineカラーも変更する必要があります。
Rootレベルのデフォルト値を使用するためには以下のステートメントを使います。
set(0,'DefaultFigureColor','w' 'DefaultAxesColor','w',... 'DefaultAxesXColor','k',... 'DefaultAxesYColor','k',... 'DefaultAxesZColor','k',... 'DefaultTextColor','k',... 'DefaultLineColor','k')
MATLABは、Axesの他の子オブジェクト(すなわち image、Patch、 surfaceオブジェクト)をそれらのCData
プロパティやFigureのカラーマップの値に従ってカラーリングします。つぎの節では、Axesプロパティが、どのようにこのカラーリングに影響するかを説明します。
![]() | Axesによるカラーコントロール | Axesのカラー範囲 - CLimプロパティ | ![]() |