Real-Time Workshop Release Notes    

メジャーバグフィックス

Real-Time Workshop 5.1 は、Version 4.1 以降に行われたバグフィックスを含みます。本節は、特に重要なVersion 5.0 のバグフィックスを含みます。

Release 12.1 より以前のリリースからアップグレードする場合は、Release 12.1 Release NotesのBug Fixesを参照してください。

ImportedExternとImportedExternPointerストレージクラスデータは、初期化されません。

Real-Time Workshopは、ストレージクラスがImportedExternまたはImportedExternPointerであるデータを初期化しない挙動に戻っています。そのような初期化は、エクスターナルコードが行います。

External Modeプロパティは、Uploadableブロックをもたないシステムを取り扱います

エクスターナルモードでuploadableブロックをもたないシステムの接続は失敗し、Simulinkはシミュレーションがない場合でも実行中のように動作しました。モデルを終了する唯一の方法は、MATLABを終了することでした。これらのシステムに接続すると、MATLABコマンドウィンドウにワーニングを表示し、その後正常に動作します。

ブロック出力がストレージクラスautoでない場合にブロック出力を初期化

従来は、ブロック出力は、少なくとも1つのブロック出力がストレージクラスautoをもつ場合にのみ初期化されました。現在は、auto Block I/O エントリがなくても、エクスポートされたglobalsおよびcustom信号は初期化されます。

Single Precision Datatypeブロック出力のコード生成のバグフィックス

再利用されるブロック出力のエントリが、モデル内のブロック出力の完全なリストの最初のSingle Precision Datatypeブロックである場合は、Real-Time Workshopは、エラーを報告せずに機能します。

生成コード内の複数の#includeステートメントの修正

Real-Time Workshopは、model_common.h ファイル内の #include ステートメントを発行する前に、Cヘッダファイルの一意的なリストを作成します。下位互換性のため、インクルードのための古いテキストバッファ法は、まだ利用可能で、生成コード内で複数のincludeを発生させます。利用されないLibCacheIncludes()の代わりに、(S)LibAddToCommonIncludes() を利用するように、カスタムコードフォーマットを更新することを推奨します。

カスタムストレージクラスはEmbedded Coderのライセンスがない場合は無視されます

カスタムストレージクラスを利用するモデルをロードする場合、かつ、Embedded Coderのライセンスをおもちでない場合は、カスタムストレージクラスは無視され(ストレージクラスはautoに戻ります)、ワーニングが作成されます。従来は、この状況はエラーを生成しました。

ワーニングメッセージのレポートの修正

可変サンプル時間ブロックおよび可変ステップソルバを含むモデルに対して、サンプル時間テーブル内にないサンプル時間に関する多くのエラーは、モデルのコンパイル中は発生しません。

Discrete IntegratorブロックのAccelerator/Real-Time Workshop エラーの修正

Simulink Accelerator / Real-Time Workshopは、Discrete Integratorブロックが'ForwardEuler'、non-level エクスターナルリセットに設定され、reset信号が'Rolled' 信号である(幅が5よりも大きい)場合には、エラーが発生しました。この問題は、フィックスされています。

Rate Limiterブロックのコード生成エラーの修正

Simulink Acceleratorは、atomicサブシステム内にrate limterブロックを含む可変ステップソルバモデルに対してコードを生成します。

Expression FoldingをもつMultiport Switchの修正

Simulink AcceleratorとReal-Time Workshopは、expression foldingが利用可能のときに、Multiport SwitchのFatal Errorを生成しません。

ImportedExternPointerストレージクラスをもつStateflow I/Oの修正

ImportedExternPointerストレージクラスの信号に対するStateflow入力ポインタは、正確に初期化され、非スカラでImportedExternPointerストレージクラスの出力信号を作成するチャートに対して、エラーを発生しません。

S-Function TargetsのLookupブロックのパラメータチューニングの修正

S-Function targetコードは、lookup およびLookup Table (2-D)ブロックのパラメータがチューニング可能であるとき、それらのブロックをもつモデルをコンパイルします。

不連続の広い入力に対するPreLook-up Index Searchの修正

PreLook-up Index Searchブロックは、従来は、Maxブロックのような、不連続の広い入力の最初の回転領域からの信号に対してのみコードを生成しました。この問題はフィックスされています。

コード生成のためのSimViewingDeviceサブシステムのバグフィックス

SimViewingDevice=onによって設定されたatomicサブシステムに対して、コード生成はアボートしません。

Tornadoプラットフォームでのエクスターナルモードの端子の制限のバグフィックス

従来のリリースでは、バグのため、エクスターナルモードによってTornado (VxWorks)ターゲットと接続するために、デフォルトの端子の利用はできませんでした。問題は修正されており、その設定はドキュメント化されている通りに機能します。


  新機能 HPおよびIBMに対するプラットフォームの制限