Real-Time Workshop Release Notes | ![]() ![]() |
バグフィックス
Real-Time Workshop 4.1 は、本節で記述するバグフィックスを含みます。Target Language Compilerに固有のバグフィックスについては、TLC Bug Fixesを参照してください。
ブロックリダクションのクラッシュの修正
ブロックリダクション処理中のsegmentation faultによるMATLABのクラッシュの問題が修正されました。この問題は、Block Reductionオプションがonで、Scopeブロックがブロックリダクションによって削除されたブロックに接続されている場合にのみ発生しました。
Build Subsystemは、Function Call Subsystemに対してより詳しいエラーメッセージを表示します
Build Subsystem機能は、triggered function-call サブシステムをサポートしません。Real-Time Workshopは、Build Subsystemがtriggered function-callサブシステムを試みたときに、情報を含むエラーメッセージを表示します。
パラメータストレージクラスとタイプクオリファーのチェックの統一
Real-Time Workshopは、パラメータがModel Parameter Configurationダイアログボックスと参照されたSimulinkデータオブジェクトの両方で指定されたときに、パラメータストレージクラスとタイプクオリファーの統一性をチェックします。
unsigedのSaturationおよびDeadZoneブロックのコードの最適化
SaturationまたはDeadZoneブロックの下限がゼロで、チューニング不可能であるとき、データタイプはunsignedで、下限との比較はコードから削除されます。同様に、Saturationブロックの上限または下限がチューニング不可能で、非定形である場合は、比較は削除されます。
DSP BlocksetモデルでのFixed-Point Blocksetブロックの正確なコード生成
DSP Blocksetブロック(下記の一覧を参照)に関するコード生成のバグは修正されています。これらのブロックがFixed-Point Blocksetのブロックの接続されているとき、生成コードは、配列のメモリ境界外に書き出されます。つぎのDSP Blocksetブロックは、不正確なコードを生成しました。
Green Hills and DDI
コンパイラのコンパイルエラーの修正
matlabroot
/rtw/c/libsrc
ディレクトリの逆行列に関連するファイルのコンパイルエラーは修正されました。これらのエラーは、Green Hills and DDIコンパイラで発生しました。
Windows NTコマンドと同名のモデルでのビルドエラーの修正
この修正は、Windows NT内部コマンドと同名のモデルをビルドするときに発生したエラーを回避します。例は、verify
あるいはpath
という名前のモデルです。そのようなモデル名は、現在は利用できます。
Custom Codeブロックのコピーエラーの修正
Custom CodeブロックのCopyfcn
コールバックにエラーが修正されました。問題は、モデル内でカスタムコードブロックをコピーするときに発生していました。
commonmaplib.tlcでのエラーの修正
rev 1.17 のcommonmap.tlc
の誤植は修正されました。この誤植により、External modeを選択してgrt_malloc
ターゲットを利用したときに、コード生成中にエラーが発生しました。
ランタイムライブラリ関数との関数名の重複の修正
Real-Time Workshopは、マクロrt_min
およびrt_max
を利用して、ランタイムライブラリ関数min
およびmax
と名前が重複するのを回避します。
サンプル時間の取り扱いの改良
S-function および ERT ターゲットに対するサンプル時間の取り扱いは、input portブロックにおいて、ユーザ指定のサンプル時間の代わりにコンパイルされたサンプル時間を利用するように改良されています。
Look-Up Table (n-D)コード生成のバグフィックス
Real-Time Workshopは、5次元以上の異なる次元サイズをもつLook-Up Table (n-D)ブロックに対して正確にコードを生成します。
Fcnブロックの表現内での負の数値を括弧にいれる
生成コード内にFcnブロックの式は、以下のような負の値をもつワークスペース変数の前にunary演算子がある場合にコンパイルに失敗していました。
生成コードからの不必要なワーニングと宣言の削除
生成コード内の不必要なワーニングや宣言が削除されています。以下のものが含まれます。
Retain .rtw Fileオプションは、Acceleratorモードで機能します
従来のリリースでは、Retain .rtw fileオプション(シミュレーションパラメータダイアログボックスのTLC Debugging Optionsページ)は、SimulinkがAcceleratoeモードのときは無視されました。現在は、シミュレーションモードに関わらず、ビルド中にmodel
.rtw
ファイルを保持できます。
S-Function Targetメモリアロケーションのバグフィックス
S-function生成中のsegmentation faultは、port data構造体のメモリ管理を修正することにより、取り除かれました。
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