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Zero-Pole

極と零点について指定した伝達関数を実現します。

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Continuous

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Zero-Poleブロックは、Laplace演算子s を使って、指定した零点、極、ゲインをもつシステムを実現します。

伝達関数は、因数分解型または零点-極-ゲイン型で表すことができますが、MATLABでは、単入力単出力システムは、つぎのようになります。

ここで、Z は零点ベクトル、P は極ベクトル、K はゲインを表します。Z はベクトルでも行列でも構いませんが、P はベクトルでなければなりません。K は長さがZ の行数に等しいスカラまたはベクトルです。極の数は零点の数以上でなければなりません。極と零点が複素数の場合、それらは複素共役対でなければなりません。

ブロック入力と出力幅は、零点行列の行数と同じです。

Zero-Poleブロックアイコン

Zero-Poleブロックは、パラメータをどのように指定するかに応じて、伝達関数をアイコンに表示します。

サポートされているデータタイプ

Zero-Poleブロックは、double タイプの実数信号を受け入れます。

パラメータとダイアログボックス

Zeros
零点の行列。デフォルトは [1]
Poles
極のベクトル。デフォルトは [0 -1]
Gain
利得のベクトル。デフォルトは [1]

特性

直接フィードスルー
PolesZeros のパラメータの長さが同じ場合のみ
サンプル時間
連続
スカラ拡張
不可
状態
Polesベクトルの長さ
ベクトル化
不可
ゼロクロッシング
なし


 Zero-Order Hold Model Construction Commands