Using Simulink

モデル構造の変更の取り扱い

モデルのシミュレーションのためにSimulink Acceleratorを利用した後で、モデルのコンパイルバージョンであるMEX-ファイルは、その後のシミュレーションで利用可能です。MATLABを終了しても、後のMATLABまたはSimulinkセッションでMEX-ファイルを再利用することができます。

たとえば、ブロックを追加したり削除してSimulinkモデルの構造を変更する場合、Acceleratorは自動的にCコードを再生成し、既存のMEX-ファイルを更新(上書き)します。

Acceleratorの再ビルドを必要とするモデル構造の変更の例は、つぎのものです。

• 積分方法を変更する。
• ブロックやブロック間の接続を追加または除去する。
• 接続がベクトル化されているとしても、ブロックの入力や出力数を変更する
• モデル内の状態数を変更する。
• Trigonometric Functionブロック内の関数を変更する
• Sumブロックで用いられている符号を変更する。
• S-ファンクションをインライン化するためにTLCファイルを追加する。

Simulink Acceleratorは、シミュレーション中に認められないモデルの変更を試みたときにワーニングを表示します。ワーニングは、カレントのシミュレーションを停止しません。モデルを変更するには、シミュレーションを停止し、変更を行った後で、再起動してください。

変更の中には、シミュレーション中に許可されるものがあります。典型的に、Gainブロックの値の調整のような簡単な変更は、ワーニングを生じません。疑わしいときは、変更を行ってみてください。ワーニングが表示されない場合は、Acceleratorは変更を認めています。

Simulink Acceleratorの実行方法

AcceleratorモードとNormalモード