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Productブロックは、Multiplication および Number of inputs パラメータの値に応じて、入力の要素毎または行列の積を出力します。
*
と / 記号の組み合わせの場合、ブロック入力の数は記号の数と等しくなります。ブロックアイコンには、各入力端子の隣に適切な記号を表示されます。たとえば、*/
をパラメータ値として入力すると、ブロックアイコンはつぎのようになります。
Multiplication パラメータは、element-wise
です。
Multiplication パラメータの値が element-wise
ならば、ブロック出力は*
印が付けられたすべての入力を / 印が付けられたすべての入力で割った、要素毎の積です。たとえば、入力がサイズ n
のベクトルである場合、出力は各要素が以下と等しいサイズ n
のベクトルです。
(入力ベクトルの内積を作成するには、Dot Productブロックを使います。Dot Product
を参照してください)。
入力が行列である場合は、すべての入力は行列またはスカラでなければなりません。ここで、スカラは1行1列行列または1要素ベクトルとして定義されます。入力がベクトルである場合は、すべての入力はベクトルライクでなければなりません。ベクトルライクな入力とは、スカラ、ベクトル、列行列または行行列です。すべての非スカラ入力は、同じ大きさでなければなりません。入力は列行列と行行列の両方をもつことはできません。
Multiplication パラメータの値が matrix
ならば、ブロック出力は、*
印が付けられた入力と / 印が付けられた入力の逆行列を乗算した行列積です。演算の順番は、Number of Inputs フィールドで指定された順番と同じです。たとえば、値 */*
は行列積 AB-1C になります。ここで、A, B, C はそれぞれ1,2,3番目の入力信号です。行列の大きさは、行列積が定義された大きさでなければなりません。
すべての入力がスカラである場合は、ブロックの出力もスカラです。そうでない場合は、出力は、入力が行列かベクトルかに応じて、行列またはベクトルになります。
*
ならば Multiplication パラメータの値は element-wise
で、入力は1次元配列で、ブロックは入力の要素のスカラ積を出力します。この場合、ブロックアイコンは、つぎのように表示されます。
入力が行列で、Multiplication パラメータが element-wise
ならば、Simulinkはエラーを表示します。Multiplication パラメータの値が matrix
ならば、ブロックは入力を変更せずに出力します。
/
ならば、Multiplication パラメータの値は element-wise
で、入力は1次元配列で、ブロックは入力要素のスカラ積を逆にして出力します。入力が行列で、Multiplication パラメータが element-wise
ならば、Simulinkはエラーを表示します。Multiplication パラメータの値が matrix
ならば、ブロックは、入力の逆行列を出力します。*
キャラクタの文字列を入力することと等価です。ここで、文字列の長さはスカラ値です。 必要ならば、Simulinkはブロックをリサイズして、すべての入力端子を表示します。入力数が変更されたときは、端子はブロックの一番下から追加または削除されます。
サポートされているデータタイプ
Productブロックは、要素毎の乗算に対しては、任意のデータタイプの実数または複素数値信号を受け入れます。すべての入力信号は、同じデータタイプでなければなりません。出力信号のデータタイプは、入力のタイプを同じです。入力は、行列乗算に対しては、single
または double
タイプの実数または複素数値信号でなければなりません。
パラメータとダイアログボックス
*
と / 記号の組み合わせ。デフォルトは 2
。特性
直接フィードスルー |
あり |
サンプル時間 |
接続されるブロックから継承 |
スカラ拡張 |
可 |
ベクトル化 |
可 |
ゼロクロッシング |
なし |
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