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複数の入力信号を1つのベクトル信号またはcomposite出力信号にまとめます。
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詳細
Muxブロックは、複数の入力を1つの出力にまとめます。入力は、スカラ、ベクトル、行列信号です。入力に従って、Muxブロックの出力はベクトルまたは行列要素とベクトル要素の両方を含む信号であるcomposite信号です。Muxブロックのすべての入力がベクトルまたはベクトルライクである場合は、ブロックの出力はベクトルです。ベクトルライク な信号とは、スカラ(1要素ベクトル)、ベクトル、1列または1行行列である信号のことです。入力が非ベクトルライクな行列信号である場合は、Muxの出力は、composite信号です。Composite信号は、バーチャルブロック(例., Demux, Subsystem, Go To ブロック)のみに接続されます。
Muxブロックの Number of Inputs パラメータを使って、入力信号の名前と大きさ、入力数を指定することができます。つぎのフォーマットを使ってこのパラメータを指定することができます。
Muxブロックへの入力数を指定します。このフォーマットが用いられるときは、ブロックは任意の大きさの信号を受け入れます。また、Simulinkは各々の入力に名前 signalN
を割り当てます。ここで、N は入力端子番号です。
ベクトルの長さが入力数を指定します。各々の要素は、対応する入力の大きさを指定します。正の値は、対応する端子がそのサイズのベクトルのみを受け入れること指定します。たとえば、[2 3] はサイズ2および3の2つの入力端子を指定します。入力信号幅が予想する幅と一致しない場合は、Simulinkはエラーメッセージを表示します。値 -1 は、対応する端子が任意の大きさのベクトルまたは行列を受け入れることを指定します。
セル配列の長さは、入力数を指定します。各々のセルの値は、対応する入力の大きさを指定します。スカラ値 N
は、サイズ N
のベクトルを指定します。ベクトル値 [M N]
は、MxN
行列を指定します。値 -1
は、対応する端子が任意の大きさの信号を受け入れることを意味します。
信号名のリストをカンマで区切って入力することができます。Simulinkは、対応する端子と信号に名前を割り当てます。たとえば、position,velocity
と入力した場合、Muxブロックは position
と velocity
という名前の2つの入力をもちます。
サポートされているデータタイプ
Muxブロックは、タイプが混在するベクトルを含め、任意のデータタイプの実数値および複素数値信号を受け入れます。
パラメータとダイアログボックス
Display Option |
モデル内でのブロックの表示法 |
none |
Mux がブロックアイコン内部に表示 |
signals |
各端子の隣りに信号名を表示 |
bar |
フォアグランドカラーで実線のアイコンを表示 |
![]() | Multiport Switch | Outport | ![]() |