Using Simulink    

マスクダイアログボックスのプロンプトの作成

このサブシステムに対するマスクを作成するには、Subsystemブロックを選択し、Edit メニューからMask Subsystem を選択します。

この節のはじめに示したマスクダイアログボックスは、主にMask Editorの Initialization ページ上で作成されます。このサンプルモデルの場合、ページはつぎのとおりです。

Mask Editorでは、マスクパラメータのつぎの属性を指定することができます。

一般に、マスクされたパラメータはそれらのプロンプトで参照する方が便利です。この例では、勾配に関連したパラメータをSlopeパラメータ、切片と関連したパラメータをInterceptパラメータとして参照します。

勾配と切片は、エディットテキストとして定義されます。この場合、ユーザはマスクダイアログボックスのエディットフィールドに値を入力します。これらの値は、マスクワークスペース(マスクワークスペースを参照)内の変数に格納されます。マスクされたブロックは、マスクワークスペース内の変数のみにアクセスすることができます この例では、勾配に対して入力した値は変数 m に割り当てられます。マスクされたサブシステム内のSlopeブロックは、勾配パラメータに対する値をマスクワークスペースから取り出します。つぎの図は、Mask Editor内の勾配パラメータの定義が、実際のマスクダイアログボックスパラメータにどのように反映されるかを示しています。

勾配と切片に対するマスクパラメータを作成したら、OK ボタンを押します。それから、Subsystemブロックをダブルクリックして、新しく構築されたダイアログボックスをオープンします。Slope パラメータには 3 を入力し、Intercept パラメータには 2 を入力します。


 マスクされたサンプルサブシステム ブロック記述とヘルプテキストの作成