Using Simulink    

プロンプトと関連する変数

プロンプト は、ブロックパラメータに対する値をユーザが入力したり選択したりする際に役立つ情報を提供します。プロンプトは、Prompt リストで表示される順序に従って、マスクダイアログボックスに表示されます。

プロンプトを定義する場合には、同時にパラメータ値を格納する変数を指定し、プロンプトに対するコンロトールのスタイルを選択し、変数に値がどのように格納されるかを示します。

Assignment タイプが Evaluate の場合、ユーザが入力する値は、それを変数に割り当てる前にMATLABが評価します。タイプが Literal の場合、ユーザが入力する値は評価されませんが、文字列として変数に割り当てられます。

たとえば、ユーザが文字列 gain をエディットフィールドに入力し、 Assignment タイプが Evaluate の場合、文字列 gain はMATLABによって評価され、結果は変数に割り当てられます。タイプが Literal の場合、文字列はMATLABによって評価されないので、変数には文字列 'gain' が含まれています。

入力した文字列と評価値のいずれもが必要な場合には、Literal を選択します。それから、初期化コマンドでMATLABの eval コマンドを使います。たとえば、LitVal が文字列 'gain' の場合、評価値を得るためにはつぎのコマンドを使用します。

一般に、ほとんどのパラメータは EvaluateAssignment タイプを使用します。

最初のプロンプトの作成

リストに最初のプロンプトを作成するには、Prompt フィールドにプロンプトを入力し、Variable フィールドにパラメータ値を含むための変数を入力し、コントロールのスタイルと割り当てタイプを選択します。

プロンプトの挿入

リストにプロンプトを挿入するには、つぎのようにします。

  1. 挿入したい新しいプロンプトのすぐ下に 表示するプロンプトを選択し、プロンプトリストの左側の Add ボタンをクリックします。
  2. プロンプトに対するテキストを Prompt フィールドに入力します。パラメータ値をもつための変数を Variable フィールドに入力します。

プロンプトの編集

既存のプロンプトを編集するには、つぎのようにします。

  1. リスト内のプロンプトを選択します。プロンプト、変数名、コントロールのスタイル、割り当てタイプはリストの下のフィールドに表示されます。
  2. 適切な値を編集します。フィールドの外部をマウスでクリックするか、Enter または Return キーを押すと、Simulinkはプロンプトを更新します。

プロンプトの削除

リストからプロンプトを削除するには、つぎのようにします。

  1. 削除したいプロンプトを選択します。
  2. プロンプトリストの左側の Delete ボタンをクリックします。

プロンプトの移動

リスト内でプロンプトを移動するには、つぎのようにします。

  1. 移動したいプロンプトを選択します。
  2. プロンプトリスト内でプロンプトを1つ上に移動するには、プロンプトリストの左側の Up ボタンをクリックします。プロンプトを下に移動するには、Down ボタンをクリックします。

 Initializationページ コントロールのタイプ