Using Simulink    

純粋な離散システム

純粋な離散システムは、任意のソルバを使ってシミュレーションすることができます。解に違いはありません。サンプルヒットのみでの出力ポイントを生成するには、discrete ソルバの1つを選択してください。

マルチレートシステム

マルチレートシステムは、異なるレートでサンプリングされるブロックを含みます。これらのシステムは離散ブロック、あるいは離散と連続の両方のブロックを用いてモデル化することができます。たとえば、つぎの簡単なマルチレート離散モデルを考えます。

この例で、DTF1 Discrete Transfer Fcnブロックの Sample time は、[1 0.1] に設定され、これにより 0.1 のオフセットが与えられます。DTF2 Discrete Transfer Fcnブロックの Sample time0.7 に設定され、オフセットはありません。

シミュレーションを開始し、関数 stairs を使って出力をプロットします。

この結果、つぎのプロットが選られます。:

オフセットが 0.1 の DTF1 ブロックに対して、t = 0.1 になるまで出力はありません。伝達関数の初期条件はゼロなので、DTF1 の出力 y(1) はこの時間まではゼロです。


 サンプル時間 離散システムのステップサイズの決定